人物観察00:49

ウチの周りには、いわゆる“濃い”連中が多い。
顔を見るだけで、一癖もフタクセもあるとわかる連中ばかりだ。

でも、いつも顔を合わせていると、濃さもそんなに気にならないモノで、
それどころか、濃い奴でないと、なんとなく物足りない感じがしたりもした(何をだ


何が言いたいかというと、
久々に“濃くない”連中に遭遇しまして。それも大量に。
というか、ワシ以外、ここ最近見たこと無いタイプの連中ばかりに大量遭遇いたしまして。


簡単に言うと、バイトの面接受けてきた。
(最初からそれを言え)


いわゆる「工場」という奴にバイトに行くことにしました。
理由は、懐が氷河期に入ったためという切実な理由から。

まぁ、十把一絡な工員として、工場で働きに行くことにしたのだが、
集まったメンツを見て、何となく違和感を覚えた。
集まったのは、2、30代の男女。まぁ、大体若いと言える年頃だろう。
そいつらの印象が、何となく、わからなかった。
人相を見れば、だいたいどういう人生を送ってきたかわかるのだが、
(そう言う意味では、ウチの周りにある顔は皆ユニークだ)
だが、そいつらは一様に茫洋としている。とでも言うのか。
心ここにあらず、というか。
ウチの周りの連中に比べて、ひどく気が抜けた印象を持った。
ワシと似たような年頃の男もいたのだが、それもまた同様だった。

工場内に入って驚いた。
似たような印象の人間が何人もいたのだ。
顔は全然違うのに、受ける印象がまるっきり同一という、変な感じだった。
何故?
同じ職場で働いているから?
似たような仕事をしているから?
それとも、環境のせいか?



新職場は、楽しそうなトコのようです。まる。